山口県酒造組合では、山口県の蔵元や杜氏、オリジナル酵母「やまぐち・桜酵母」、日本酒まめ知識、お酒のイベントなどを紹介しています。

山口県酒造組合/山口県酒造協同組合
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ごあいさつ  

 平成28年11月に、原田会長の後を受け継ぎ、山口県酒造組合の会長に就任いたしました。この半世紀、日本酒業界はかつて無い困難な時代を経験いたしました。当初980万石出荷し、全アルコール飲料の30%以上占めていた日本酒は衰退の道を一直線で駆け落ち、300万石を割り込みました。名著「日本の酒」で、故・坂口謹一郎先生は「世界の歴史を見ても古い文明は、必ず麗しい酒を持つ。優れた文化のみが人間の感覚を洗練し、美化し、豊富にすることが出来るからである。それゆえ優れた酒を持つ国民は進んだ文化の持ち主であると言っていい。」と書かれました。日本民族の叡智によって造られ、2千年以上続く日本酒は最たるものです。しかしフランスのワイン40%、ドイツのビール60%の国内消費と比較し、日本酒は5%を切ってしまいました。戦後、日本の良き伝統・文化が軽視され、生活が洋風化され、地方が衰退するなかでの必然かもしれません。そのような厳しい時代のなかで、平成30年は、明治改元150年です。幕末、長州の若き志士たちによって明治維新は成し遂げられました。山口県酒造組合では、偉大な郷土の先人の後を追い、山口県から「日本酒復権の、のろしを上げよう」を合言葉に、10年前から「山口地酒維新」のイベントを続けています。そして昨年、遂に全国で唯一10年連続出荷増を達成しました。これはひとえに山口県産酒をご愛顧いただいている皆様のおかげです。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。これからも、山口県の風土、歴史、伝統、文化、生活、そして温かい人情のぎっしり詰まった山口県の地酒を、全国のみならず全世界へ届けて参る所存ですので、皆様方のより一層のお力添えを切にお願い申し上げます。

山口県酒造組合 会長







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